ベンチャーと大企業どっち?入って8カ月の大手新入社員が違いを解説する

こんにちは。

今日はベンチャー大企業の違いについて書きたいと思います。

ぼくは大学を卒業してTOPIX Core30の超大企業に入りました。大企業社員として8カ月のぼくが肌で感じたベンチャーとの違いについて書きます。

もしあなたが大企業に入りたいと思っているのであれば、

大企業とベンチャーは根本的にビジネスの形が違いすぎるので、自分に合っている方を選びましょう。

ということが伝わればと思います。

さあ、では具体的に大企業とベンチャーがどう違うのか?説明していきます。

ベンチャー企業のビジネスが最優先すること

まず、ベンチャー企業のビジネスとはどういうものなのか?についてです。

ベンチャー企業は利益よりもまず

・売り上げ額(利益とは別)
・ユーザー数

などの指標を伸ばすことを目指します。この他にも、ECやフリマアプリであれば流通額も非常に重要な指標になります。なぜ利益よりもこれらの指標が大切なのでしょうか?

それは
後々を考えてトータルで大きなお金を得るためです。そして、後に大きなお金を得るために何よりも重要なのはネットワークブランドです。

ベンチャー企業ではないですがわかりやすいのは楽天カードですね。

楽天カードって入会すると5000ポイントもらえますよね。あれって別にサービスでも、入会してくれてありがとう!でもなくユーザー数を増やしたいからなんです。そうしてカードの取引額を増やしていった方が、後から大きなお金を得ることができます。

企業はずーっとお金が湧き出てくる事業を作りたいんです。人モノ金を投入して、ただの箱をお金を生む大きなドル箱にするんです。

ドル箱を大きくするのに必要なことがあります。それがネットワークブランドです。

ネットワークには素晴らしい法則があります。

①ネットワークが大きくなればなるほどさらに大きくなるコストは下がる
②ユーザー数が2倍になるとネットワークの価値は4倍になる

です。さらにブランドを構築すると、原価のかからない売り上げを得ることができます。Apple信者は、あのりんごマークに無条件に高額な値段を払ってAppleの利益を支えていますよね。ブランドを持つドル箱は非常に強力です。

まとめます。

じゃあ大企業は??

それでは、じゃあ大企業は?という話をします。

結論を言うと大企業はネットワークとブランドを持つ事業が出来上がっている場合が多いです。ぼくが務めるような大手メーカーならなおさらです。

大きなドル箱をつくった後やることは、ドル箱が生むお金の価値を上げることです。

最近になって楽天やLINEのようにドル箱の拡大を続けている大手IT企業が出てきましたが、もしあなたがいわゆる日本の大企業、大手メーカーに行きたい場合、実態はちょっと違います。

ドル箱が1000円札より1万札を生むようにするんですね。

具体的に何をするのか?というと事業が提供する価値を上げるということになります。もっというと高い技術を提供していきます。

特許であったり、基礎研究によって高度な技術を開発することで事業が得る利益は大きくなります。

まとめます

どっちに行くべきなの?

と、ここまでで大企業とベンチャーの違いを説明しましたが、要はビジネスの中身が全然違うということが伝われば幸いです。

1つだけ大手メーカー社員としていえることは、
新人からバリバリ会社の中で存在感を出したい、実績が欲しいという人には大手メーカーは向いていません。

先ほど言ったように、いわゆる日本の大企業のビジネスは高度な技術を提供して利益を出すフェーズに入っていることが多いです。

ポッと入った新入社員がサクッと理解して実践できるような技術ではありません。だからこそ、社内教育が必要で、かつ基礎的な学力が高い高学歴を大企業は好むのだと思います。

反対に、確固とした専門的な技術が欲しいという人は大企業がいいでしょう。

若いうちから活躍したい、会社の製品を多くの人に使ってもらう努力に魅力を感じる人は、100%ベンチャーに行くべきです。

やりたい仕事や将来実現したい自分にあわせて企業を選んでみてください。

大企業新入社員が考えるベンチャーとの違いでした。

【関連記事】
大企業はオワコンなのになぜつぶれない?新入社員が考えてみた
「大企業の生産性は低い」を新入社員が感情論抜きで考えた

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA