「お金ってなに?」「勉強する意味ってあるの?」と子供に聞かれる親が読むべき本はこれだ

投資家の村上世彰さんの著書「いま君に伝えたいお金の話」の書評です。

すごく素晴らしい内容が書かれていました。若い人向けの本だと思われているようですが、大人の人、とくに子供がいる人こそ読むべきなのかな?と感じました。

お金は「道具」であって幸せじゃない

まず一つ、この本から学ぶべきことは
「お金は道具」「お金に支配されていると不幸になる」ということです。

お金に価値はないよ」ということをぼくも以前書いて、繰り返しになりますが「お金」を得ることで幸せになるってことはないと思います。

自分はどういう性格で、何をしたら喜ぶのか?という、要するに自分の「価値観」を知ることがすごく大事です。

高い時計、車、持ち家を買うことが幸せではないです(勿論、これらを買って幸せになる価値観を持っている人はぜひ買うべきですが)。

お金はあくまで物々交換の道具として発明されたもので、自分が好きなもの、コトにお金を使うことの重要性をこの本を読んで改めて感じました。

意外と、この感覚は若い人ほど持ってるような気がします。生まれた時から衣食住だけでなく、情報すらも手に入るすごく豊かな暮らしをし若者はしています。生活が豊かになればなるほど、「お金は道具」の感覚は生まれるのかもしれません。

 

子供に「なんで勉強するの?」と聞かれる親御さんはこの本を読むべき

ぼくが大人にもこの本をお勧めするのは、子供が勉強する意味について書かれていたからです。誰しもが一度は持ったことあるんじゃないでしょうか。「こんなことして将来何の意味があるんだよ」というあの感覚。

「いま君に伝えたいお金の話」には次のように書かれています。

それでも、あえて僕が「学校の勉強はしっかりやるべき」と答える理由は、どんな方向に進むにせよ、それが土台となってくれるからです。

引用:いま君に伝えいたいお金の話

これ、最近ぼくも同じようなことを感じていました。少し紹介します。

ぼくは大学で機械工学を専攻して今、いわゆる商品の機械設計をしています。

ところで、2020年にプログラミングが義務教育になると話題になりましたね。そんな中でちょっと考えてみたんですけど、例えば15年間ぼくが同じ仕事をしたとして、そのときの新入社員ってゴリゴリにコーディングできるんですよね(そのときはAIがコード書いてるだろ、というような議論は今しません)。

15年後のぼくは40歳なので、まだまだ現役です。「今勉強しないと俺ってお荷物になるんじゃね?」ってなったので最近プログラミングの勉強を始めたんですけど、まあ面白いんですよね。

んでだんだんと「機械学習」いわゆるAIに興味が出てきて、最近本格的に「中身」がどうなっているのか気になって勉強し始めました。

「AI 原理」とかでググったことある人はわかると思うんですけど、結構高度な数学を使っています。ベクトル、行列、確率、微分方程式などなど。

もし仮にぼくが高校数学をやっていなかったらAIの中身を知ることってできなかったんです。

あと少しですけど英語が読めるので、日本語で検索しても出てこない場合は英語で検索すると結構出てくるので、勉強めっちゃはかどりますね。

何が言いたいかって、この「進路変更の可能性」こそ子供が勉強する‘意味’だと思うんです。

世の中は物凄い勢いで変化しています。スマホが日本で普及し始めて、ざっと10年くらいしかたってないですからね。

これからもこの勢いは多分止まることはないはずです。子供が大きくなって、働いているときも世の中は変化し続けます。そんな中で何か大きな変化があって、自分の進む道を変更したくなった時に、基礎的な内容が身についてなければ・・・という話になります。

勿論、その時勉強すればいいんですが、働きながらそんな時間をとるのって正直結構しんどいはずです。子供の時くらいですよね。あんなに色んな内容を何時間も勉強することができるのって。

これからものすごい勢いで変化する社会に備えて、子供がどんな道に進みたくなってもいいように「勉強する意味」を子供がいる親御さんは教えてあげるべきでしょう。

【結論】
・「今君に伝えたいお金の話」を読もう

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