「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」会計学がわからないと「お金と時間」を損する理由

こんにちは。

「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」を読みました。

誰しも一度は聞いたことあるであろう「たけや~さおだけ~」のビジネスがなぜ成り立っているのか?というタイトルですが、内容は非常にわかりやすい会計学の基礎です。

最近ビジネスマンの中で会計を学ぶ人が増えています。

・なぜ会計学を学ぶ必要があるのか?
・そもそも会計学って何?
・会計を学ばないとあなたも明日から損する理由

この辺について書きたいと思います。

会計学は数字の意味を読む学問

そもそも会計学とは、数字のもつ意味を読む学問です。二つの会社を例に説明します。

a社:売上5000万円 利益3000万円
b社:売上7000万円 利益4000万円

どちらが儲かる商売をしているでしょうか。答えは、売り上げ利益ともに高いb社ではなく、利益率が高いa社です(あまりにも単純な例ですが)。

人件費とか製作費(設備の回転率、原価etc)など色々と要因がありますが、基本的にはこれらの点において「a社の方が無駄のないビジネスをしている」と言えます。

こんな場合はどうでしょうか

a社:従業員10人で売り上げ6000万円
b社:従業員20人で売り上げ1憶

仮にあなたがどちらかの会社に投資するとして、投資すべきは売上高が1憶円を超えているb社ではなくて、従業員一人当たり600万円売り上げているa社でしょう。

教育が素晴らしい、最先端のPCを配布している、従業員のモチベーションが高いなど、a社が仮に得た投資金でもう10人雇ったとすれば単純計算で1憶2000万円売り上げることができます。

すごく単純な2つの例でしたが、
要はこのように、印象にとらわれず数字の持つ意味を分析することで、本当に重要なことが見えてくるようになります。

ビジネスマンが最低限の会計の知識をつける必要があるのは、他社自社にかかわらず、決算書(売り上げ、利益とかが書いてるやつ)を読んでビジネスの裏側を分析することができるようになるためです。

ビジネスマンじゃなくても会計が身についてなければ損をする

ここまでビジネスマンが会計学を学ぶ必要性について書きましたが、実はすべての人が基礎的な会計の考え方を身に着ける必要があります。

なぜかと言うと「数字の意味」がわからなければ、これからの人生でとんでもないくらいお金と時間を失ってしまう可能性があるからです。

これも例を挙げて説明します。

大型スーパーで5000円のすき焼きセットが売られている。そこであなたはこんな広告を見ました。
「10人に1人無料!」
店員からすき焼きセットを受け取るときにくじを引いて、当たりが出れば無料になる。行列ができていて、くじを引くためには30分くらい並びそう・・・

こんなときどうしますか?たいていの人は並びそうですね。

並ぶかどうかは人それぞれなのですが考えなければいけないのは、「10人に1人無料」の意味です。

スーパーがやっていることは「50,000円を売り上げるはずが45,000円になる」ですから、要は10%の割引です。

「5000円のすき焼きセットを4500円で並べる」こととやってることは特に何にも変わらないんです。

イチかバチか5000円得するって考え方ももちろんあると思いますけど、全体で考えると「10%割引のために30分並ぶ」ってことになりますんで、ちょっと割に合わないですよね。

でもスーパー的にはこっちの方が絶対に売れますから、無料の力は偉大ですね・・・

さて、今まで利益率、従業員一人あたり、割引率などに注目してきました。でも「割合」が重要じゃない場合があります。それは節約です

300万円の車を買うとき、2万円のオプションを進められてOKしてしまった
安いスーパーに行けば1200円の買い物が1000円になるからチャリで15分かけてそっちにいく

意外とこういう人多そうですが、時間とお金の損ですよね。
300万の買い物ですから「2万くらいいっか」となりそうですが、その2万円を安いスーパーで節約するためには、100回行かないといけなくなります。

3カ月半くらい毎日15分かけてやっと2万円を節約できるんですよね。だったら車を買うときオプションを断る方が何倍も合理的です

何が言いたいかって、節約は絶対額で考えなければいけないということです。

このように、身近な生活の中にも「数字の意味」を考えるべき場面はたくさんあります。

この他にもたくさん、身近な生活の中の会計の基礎を「さおだけやはなぜ潰れないのか?」では書かれています。

これからの時間とお金を損しないためにも読んでみてはいかがでしょうか。

【結論】
「無料」にだまされるな

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