人工知能の時代における人間の生き方について堀江貴文さんらが議論しています。
・~激論!AI時代の幸せな生き方とは?!~ 出:田原総一朗 堀江貴文 ほか
・超AI時代の生存戦略 (落合陽一,2017)の10分解説動画atDMM Lounge
堀江貴文さんと落合陽一さんが取り上げていた「モチベーション格差」という問題がすごく面白く、かつ現代で一番深刻な問題だなーとつくづく思いました。
テクノロジーによってあらゆるものが便利に自動化された結果、「なんで生きているんだろう」と考えてしまう人がすごく増えてしまっているような気がしています。
一方で「人生が楽しくって仕方ない」と言う人もいるわけで、これがモチベーション格差なわけです。この格差って考えてみたらすごく悲しいことで、若くして自殺を考えてしまう人だっているわけです。
ベーシックインカムのように、働かなくてもお金がもらえるような制度も出てくると思います。そんな時代ですので、「お金がない=貧乏」っていうのはすごく古い常識なのかなという風に考えさせられる動画でした。
これからの時代、このモチベーション格差こそが深刻な社会問題になってくると思います。
・キンコン西野からのお願い
キンコンの西野さんも「貧乏」について書いてます。
テクノロジーは人間を便利にして格差を生んだ
昔の人のことを少し考えます。例えば江戸時代の人は格差社会で生きていました。百姓であれば、「朝起きて働いてご飯食べて寝る」ような生活を永遠と続けていたんですよね。
今の感覚で言ったら、「ひどい人生だな」と思う人が多いかもしれませんが、これが彼らの生きがいだったわけで、生きるモチベーションは「働くこと」にあったんですよね。
言うまでもなく、江戸時代に比べて現代の人間はテクノロジーの発達によって、相当な部分の奴隷から解放されました。
例えば稲作であれば機械が稲刈りをしてくれます。
稲を刈っていた人は楽になる一方で、自分の仕事がなくなります。稲刈りが生きがいだった人は、何か別の生きがいやモチベーションを発見しなければいけません。
このテクノロジーが起こす「生活の変化」についていくことができなければ、稲刈り人は人生のモチベーションを失ってしまいます。
ざっくりいうと、こんな感じでモチベーション格差が生まれていると思います。
テクノロジーはこれからも人間の「生きがい」を奪い続けると思います。最近話題になっている「人工知能」なんてまさしくそうです。
人間が楽になって、自由になる一方で生きる意味が難しくなり、生きるモチベーションの格差が生じています。マジで社会問題だと思います・・・
幸せなことに、一人一人が別の生きがいを持つ時代にこれから入ります。というか多分もう入っています。
それなのに、いまだに学校では「教育」としてみんなに同じことを教えます。これってどうなんだろう?と考えざるを得ません・・・
「自分の幸せや好きなことを語り合う」とかの方が、よっぽど今風の教育だと僕は思います。
個人的には「人工知能」によって人間が労働から解放されることは、すごく幸せなことだと思いますが、一方で大変なモチベーション格差が生まれることは言うまでもないです。
これからの若者の教育にはまず「モチベーション格差」を生まない教育をすべきです。
菅田将暉さんもアカデミー賞のスピーチでこんなことを言ってました。
「自分がどういう人格で、何が好きなのか考える時間が大事。」
まさしくこれからの教育のあるべき姿はこれです。
上の動画で堀江貴文さんと落合陽一さんもこのようなことを言っていて、すごく考えさせられました。
堀江貴文さんは今度、高校を作るそうです。
人間を便利にするためのテクノロジーのせいで、人間が生きがいを失うのはすごく悲しいことなので、この高校にめちゃくちゃ期待してます(笑)
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