株式会社の仕組みとは?誰にでもわかりやすく簡単に解説するよ!

多くの日本人がまずファーストキャリアとして選択する「株式会社への就職」。ですがみなさんは株式会社と聞いてどういうものか説明できますか?

IPOや買収など、少し難しそうに聞こえる単語がありますが、実は全然難しくありません。

こちらの記事で、初心者向けに解説したいと思います。

すべての株式会社はコレをやっている!

現在、世界の大抵の会社は株式会社です。株式会社と聞いてどんなものかわかりますか?

簡潔に「株式会社とは?」をまとめてみます

⓵お金を集める

何をするのにもお金が必要ですね。ビジネスを行う株式会社も同じで、お金を集める必要があります。そこで株式会社は世間の方々に”株”を買ってもらうことによってお金を集めます。

「ぼくたちこんな面白いことやるよ」って言うと世間の方はそれに期待をふくらませ、株の値上がりによって儲けることを狙って株を買います。

株は会社がビジネスをやるためにお金を集めるの”手段”です。

会社が発行した株を、世間の方々が売買する場所を株式市場と言います。

別に難しいことはなくて「農家の人が野菜をスーパーに出す」くらいの感じです。普通の人はスーパーにないと野菜は買えませんよね。株も一緒です。農家が企業で、スーパーが株式市場、野菜が株です。

さらに、農家の人が「スーパーの陳列棚に野菜を出す」ということを株の世界では”上場する”と言います。

株の世界では、株式を上場させるときに、企業は世間に「上場させるよ」と声をかけ、「セール」を行います。これがいわゆるIPOというものです。「上場前のセール」と覚えれば十分だと思います。

ざっくりですが
・株を発行する
・株式市場に上場させる
・世間に買ってもらう

このようにして株式会社はお金を集めます。

 

⓶集めたお金を使ってお金を得る

これは読んで字のごとくですね。世間に株を買ってもらうことにより集めたお金で、会社はビジネスを行います。

つまり「お金を使ってお金を得る」ということです。集めたお金よりたくさんのお金を得ることができれば、それは会社の利益です。株式会社は株を買ってもらい、お金を集め、ビジネスを行う集団です。

 

⓷株を保有してくれている人(株主)に還元する

株を買ってもらい、利益を出し、株式会社が最後にやるのは利益を分配することです。

株に限らず、持ってても意味のないものって売りますよね?株式会社は、株主に株を売られるとその分お金がなくなりますので、株主が株を持つメリットが必要になってきます。

これが配当金であり、株主優待です。

要は「株で集めた資金を使って、得たお金」から「株主への配当」を引いたものが株式会社の利益になります。

配当は単に、株主が株を離さないための企業からのプレゼントのようなものです。「月曜からよふかし」の桐谷さんを想像していただければわかりやすいと思います。

 

株式会社で偉い人って誰?

非常にざっくりですが、株式会社の仕組みわかりましたか?

ここまでわかれば、「会社は株主がいないと何もできない」ってことが分かりますよね?お金がないとビジネスはできませんから。

なので、企業は「株主総会」で会社の業績を発表したり、今後の方針などを株主に話す必要があります。お金出してもらってるんだから当然ですよね。

株式会社において、株をたくさん持ってる人がお金をたくさん出しています。じゃあ、会社の方針を決めるのって「株をたくさん持っている人」になると思いませんか?当然なるんですよね。「誰が金出してると思ってんだ」っていう話になりますので。

会社において、経営を決定する権利を議決権と言います。
株式の最大の特徴は、この議決権が備わっていることです。

「株をたくさん持ってるやつが偉い」ということです。

ここまで来たら「買収」って何かわかりますよね。
「買収」は株式を一定の割合持つことで、会社の議決権を奪うことを言います。株をたくさん持ってるやつが偉いんですから。

株式会社の最大の特徴は、株式を購入して会社を「買収」できることです。なぜそんなことができるかというと、株式には議決権があるからです。

ざっくりですが、「株式会社」の仕組みがわかりましたか?

 

株式会社に対して、最近話題になっているのが仮想通貨やトークンです。

仮想通貨やトークンとはどういうものなのか?株式との違いは何なのか?ということについて、次は書きたいと思います。

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