こんにちは。@kaka_nonです。
話題の日本再興戦略、読みました。
抜群に面白かったです。文章は柔らかいですが、内容は結構過激ですw
落合陽一さんのファンになりそうな本です。
まずは日本が歩んだ歴史から、いま日本で生じている問題を提示しています。
日本人は近代学校教育で歴史を学ぶときに、昔話として習ってしまうので、歴史が今の日本や世界認識にどのような影響を与えているかをまったく意識していません
日本には非常に濃い歴史があります。
外国から学ぶことも必要ですが、まずは日本が歩んだ歴史から、日本人の「向き不向き」「文化」を考えることは非常に重要だと思いました。
アメリカでやっていることをそのままやっても、日本でうまくいくとは限らないんですね。
歩んできた歴史が国民の文化をつくりますから。
落合陽一さんは明治時代に取り入れた西洋文化、戦後取り入れたアメリカ文化について、もう一度「日本人とのマッチング」を考える必要がある、と指摘しています。
ぼくも高度経済成長の要因は「アメリカをモデルにしたから」だと思っていました・・・
「個人」として判断することをやめればいいと僕は考えています。
引用:日本再興戦略 (NewsPicks Book)
これからの日本に大事なのは、いろんなコミュニティがあって、複数のコミュニティに所属しつつ、そのコミュニティを自由に変えられることです。
引用:日本再興戦略 (NewsPicks Book)
落合陽一さんは
ビジネスにおいて、個人ではなく「団体戦で複数のチームに所属」するようなスタンスが日本人にはあっているという見解です。
堀江貴文さんのような、多数のビジネスを手がける人がたくさんいる、ということですね。
なぜカーストが幸福につながるのかというと、カーストがあると職業選択の自由はない反面、ある意味の安定は得られるからです。生まれたときから、どういう層の人々と結婚をするのかがわかっているし、誰と結婚するかも大体わかっている。また、未来において自分の子どもが自分と同じ職業を得ているだろうとわかるからです。それが保証されていることは、実は「自由がなく不幸」ではなく「安心かつ康寧」なのだと聞いて、確かにそうだなと思いました
引用:日本再興戦略 (NewsPicks Book)
インドにカースト制度が用いられているのは有名な話です。
落合陽一さんは、西洋の「自由」よりも、インドのような東洋の「身分制度」が日本人にはマッチしていると考えています。
もし彼が政治家になったら、どのように国民と折り合いをつけるのでしょう・・・非常に気になります笑
とは言え、歴史から日本人の国民性をとらえ、結論に導く論理は圧巻です。読んだら誰でも納得するんじゃないかな・・・
次に落合陽一さんはテクノロジーの観点から「日本再興戦略」を掲げています。
テクノロジーの進化によって、「人が関わらなくても」、パーソナライズ(個人化)ができるようになってきたことです。
引用:日本再興戦略 (NewsPicks Book)
たとえば、インドではヒンディー語のほかに今でも400近い第二言語が話されています。言語が統一されていない国家があったとき、前世紀的なやり方で生産性を上げるには、統一言語をつくり、教育を施すことでコミュニケーションのしやすさを確保する、というのが近代のやり方でした。 しかしながら、そこに人工知能を用いた自動翻訳ツールが入ってきたら、そういった人々の均質化を行わなくても意思疎通が取れるようになります。
引用:日本再興戦略 (NewsPicks Book)
今世界で起きていることをこんなに的確に・・・
今話題のテクノロジーはすべてパーソナライズの自動化です。
さて、落合論で自分にとって一番衝撃的だったのは
日本の最大の問題とされている「少子高齢化」をポジティブにとらえています。むしろ「再興」のチャンスだと・・・
この理論は、「テクノロジーによってつくられる未来」を具体的に予想し、
少子高齢化を背景に日本がテクノロジー先進国になる理由、論理によって記載されています。
具体的に書かれていますので、誰でも納得できると思います。少子高齢化に不安を抱いてる方は一読あれ。
日本再興戦略
内容が面白いのは勿論、
文章からにじみ出る落合陽一さん(@ochyai )の日本への愛にすごく感動した。
自分も日本大好きで、政治家や、教育関係者のみなさんには、是非読んでほしい。
結構過激な再興案もあり、落合先生が政治家になったら、国民とどうやって折り合いつけるのか興味ある— ドル次郎 (@doruziro) 2018年2月19日
他にも具体的な再興案がありますが、書ききれないので・・・
日本再興戦略を読んで、僕が一番感動したのは落合陽一先生の「日本への愛」です。
ぼくも日本が大好きです。落合先生の情熱が国民に広がってほしい・・・・
是非皆さんも読んでみてください。
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