こんにちは。
今日はお金について考えてみます。
お金といえば最近仮想通貨話題になってますね。実はぼくも少しばかり投資しています。
ところで最近知り合いがこんなことを言っていました
「仮想通貨ってそのものに価値はないんでしょう?」
ネットの書き込みやTVで見たそうです。みなさんはどう思いますか?
『まあたしかに仮想だし、 一番現実なのは紙幣や硬貨だよな・・』って思ってませんか?
大間違いです・・・
実は紙幣や硬貨に価値はありません。一体どういうことなのか?説明してみたいと思います。
お金の歴史は物々交換から始まった
「お金に価値なし」を説明する前に、お金がどうやってできたのか?というお金の歴史から説明したいと思います。
昔々、シシャモ村とジャガイモ村がありました。
シシャモ村は海沿いにあり、シシャモが豊富にとれる反面、ジャガイモがとれません。
一方ジャガイモ村は山沿いにあり、ジャガイモが豊富にとれる反面シシャモがとれません。

すると村同士で物々交換(シシャモとジャガイモの交換)が始まります。当然ですよね。シシャモ村はジャガイモが欲しいし、ジャガイモ村はシシャモが欲しいので。
これが最初に始まった価値の交換です
でも物々交換って不便だと思いませんか?相手が欲しいものがないと自分の欲しいものが手に入れることができません。
ジャガイモ村がイカを食べたいとき、シシャモ村はジャガイモを手に入れることができないんですね。
物々交換はお互いに欲しいものが一致していないと成り立ちません。
あまりみんながハッピーな制度ではなかったんです。そこで頭のいい人が「価値の基準が必要なんじゃないか?」ということを考えました。
そこで生まれたのが「お金」という概念です。「このお金はこれくらいの価値がある」と決めてしまえば、価値は平等になり、欲しいものが手に入りやすい世の中になります。相手が欲しいものがなくても、お金によって交換できるからです。

これが今の日本にも使われています。私たちが何気なく使っている紙幣や硬貨は政府が「これくらいの価値があります」と決めたものにすぎません。
この人は今2万円持ってますと言われたらどう思いますか?
・おいしいものでも食べるのかな
・あまり高いブランド物は買えないな
こういう想像ができるのは、この人が持ってる価値がお金によって証明されているからです。なにもその人が持っている「お金」に価値があるわけではないんです。
つまるところお金は価値の証明書に過ぎません。極めて仮想な存在なんです
「仮想通貨ってそのものに価値はないんでしょ?」っていう質問はナンセンスだと思いませんか?
「お金」の形
「仮想通貨は怪しい」と思う人も、電子マネーやクレジットカードは使っているんじゃないでしょうか?電子マネーやクレジットカードは銀行や企業がその価値を保証しています。
そうなんです。
価値の証明書である「お金」には紙幣や硬貨という「形」がなくても何も問題はないのです
人間はどんどん技術を発展させ、便利なものを作っていきます。クレジットカードも、電子マネーも、仮想通貨もそうです。コンビニで電子マネーを使ってモバイル決済をしている人、その人が使っているスマホには何も入ってません
「お金」と呼ばれるすべてのものは、それ自体に価値があるわけではないんです。
【結論】
「お金」はもともと仮想な存在で、それ自体に価値はない
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